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国内モノの活けムール貝からとった濃厚な塩ダレを、鶏・豚・干しごぼうや玉ねぎなどの野菜でとった澄んだスープと合わせる。
味の決め手は中国・天日干海塩の塩味。
どこにもない塩ラーメンと、そのベースは変えずに水茄子など堺ならではの食材を組み合わせて季節感までをも盛込んだラーメン。
日本で最初の“塩専門”、そして“堺ラーメン”を掲げる『龍旗信』は、全国から足を運ぶお客で行列が絶えない、南海沿線随一と言っていいほどの有名店だ。
開店してから五年、順風満帆のように思えるが、店主・松原龍司(まつばら・たつじ)さんの商売人生は紆余曲折だった。
実は松原さん、若い頃に一度ラーメン店を開業三年ほどで閉店した経験を持つ。
「今思えば甘かったのひと言に尽きます。
けれど十勉強して十努力して十返ってくるのがラーメン。
どうせやるなら一番難しい塩で再挑戦したかった」という思いは押さえがたく、五年前の開店にこぎ着けた。
とはいえ二度目の開店にあたっても試行錯誤はもちろんあった。
牛すねからとったフォンドヴォーをベースにしたフレンチ系塩ラーメンも試したが、違うと見切りをつけるやいなや、今のラーメンへと突き進む。
「塩を生かすと考えたら透明感のあるスープが欲しかったんですね。透明感を持ちつつコクがあるのは…貝やと。ムール貝に行きついたのは、フレンチを意識したんじゃなく、貝の中で一番クセがあったから。鶏と豚のスープで割るから、ある程度個性がないと消えちゃいますからね」。


そうして完成したスープは、ムール貝のコクも玉ねぎの甘さも鶏や豚の旨味もが渾然一体となって、他の何ともたとえ難い風格を持つ。
「堺ラーメンってのも、最初はなんや?って言われたね。けれど、渡り蟹、水茄子、水菜…そんな地元食材も、うちの塩スープにはクセがないからすっと馴染むんですよ。基本のスープの脂を控えて蟹で割ったのが塩渡り蟹ラーメン、同じく脂を控えて冷して酢をプラスした上に水茄子や水菜をたっぷりのせたのが塩冷麺。季節を感じるラーメンが堺ラーメンなんです」。
独自の理論は、スープにも具材にも発揮される。
実感するにはこの文章を読み返すよりは、まずひと啜り。
| 堺ラーメン 塩専門 龍旗信 |
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| 電話 | : | 06-6644-2523 |
| 営業時間 | : | 平日 昼11:00~15:00 夜17:00~2:00(LO1:30) 土日祝 11:00~2:00(LO1:30) ※スープ売切次第終了。 |
| 定休日 | : | 第3月曜日 ※祝・祝前日の場合は営業 |
| ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 | ||