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「もともと食べ歩きが好きで、いろんな料理を食べに行ってたんですが、最後に戻るのはやっぱり居酒屋。それやったら、自分が行きたい究極の居酒屋を作ろうと思って」と言うのはご主人の中屋登(なかや・のぼる)さん。
それまで数々の居酒屋で働いてきたが、凝り性の彼はどこにいても少しずつ細かいことが気になって仕方ない。
そんなストレスを抑え切れず、お金もないのに一念発起して住吉区我孫子に店を構えたのが四年前だった。
たった十坪の店だけれど、ここは実に贅沢。
例えばカウンターの鮨屋ばりのネタケースにはその日入荷の鮮魚が十五種以上も並び、それをお造り、焼き物、天婦羅…と多彩に調理した日替わりメニューは圧巻。
壁一面に埋め尽くされた焼酎と梅酒は五十種以上、あぶらかすなどの珍味、醤油や塩などのこだわりの調味料…。
これぞ贅を尽くしたという表現がぴったりで、高級というのとはまた違う、いいものしか揃えていない趣味の世界がそこに展開されている。
中でもこの店の看板となっているのが鯨料理。
クジラで有名な和歌山県太地町直送のクジラは赤身、本皮、さえずり、生畝須(なまうねす)、鹿の子、コロ、尾の身などなどクジラ一頭すべての部位が用意されていた。
「太地町は日本の古式捕鯨発祥の地で、日本で唯一沿岸捕鯨が行われている場所。ここにたまたま友達がいて安く入手できてね。ほんまラッキーでした」。


また同じぐらいファンが多いのが鍋料理。
特に名物のキムチ鍋は、地元の韓国人のおばちゃんが漬けたキムチを使いながら甘辛い味噌ダレを試行錯誤しながら何カ月もかかって作り上げた自信作だ。
ちなみに鍋は全部で七種類。
もちろんハリハリ鍋もある。
ちなみに中々屋の鍋は夏でも大人気で、関西在住の芸能人やスポーツ選手でハマっている人も多い。
「採算とか関係なしで、僕は自分の好きなものだけで埋め尽くしたいんですよ」。
そう言いながら集めたこだわりの食材は他にも紀州産の梅干し、ネッカリッチ卵、茶美豚、モンゴル岩塩、粟国の塩、カネイワかけ醤油、大門素麺…など枚挙にいとまがない。
「お客さんが得する場所、それが居酒屋ですよ」という中屋さん。
さすが、偉大なる居酒屋通だ。
| 旬の肴と美味しいお酒 中々屋 |
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| 電話 | : | 06-6644-2876 |
| 営業時間 | : | 昼11:30〜15:00 夜17:00~24:00(LO23:00) |
| 定休日 | : | 毎週火曜日(祝日の場合は営業) |
| ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 | ||