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肉の卸を営むご主人を手伝う傍ら、「こんなええ肉、自分で直接だしてお客さんに食べてもらいたいわ」と吉田英子(よしだ・ひでこ)さんの心に秘めた思いは、二十数年間秘められたままだった。
家業や子育てに忙しい毎日を送るうち、その思いが少し薄れてきた五十代に入って急転直下、親戚の焼肉店を引き継いでついに自らの焼肉店をスタートさせることとなる。
場所は予想外の地・羽曳野。
「もういいと思ってたのに…。なんで今になって…」とほんの少し手を入れただけで、ひっそり開店したその店舗は、「なぜか右肩上がりに売り上げが伸びてくれてね」と英子さん。五年ほどそのカウンターだけの小さな店を切り盛りした後に、テーブル席中心の今の店へと移転する。
英子さんは「なぜか」と言うけれど、一度でも足を運んだならその訳は明確。
冷凍モノは一切使わないクオリティの高い和牛が揃い、ミノサンドなど希少な部位が揃うホルモンも充実、質の高い内容とボリュームに比べてバリュー感のある値段、そして何より切り盛りする英子さんの笑顔と気っ風の良さが店の中に充満していることが、右肩上がりにファンを増やしてきた理由だ。
「開店当初はもう年やし、すぐ閉めよって思ってましたよ。けど、若い人ふたりが最後の一切れをどっちが食べるかでもめてるのを見たりすると微笑ましいし、美味しいってほめられたらもっとええもん食べさせたげるわって思ったり。お客さんに引っ張られてここまで来ちゃいましたね」。
店主と客と、相乗効果で店が大きくなってきたのは、名店の証しだ。


「うちで出してるのは生でもいける肉だから、さっと炙るくらいがベスト。肉はもちろんホルモンも塩でいけるしね」と、肉に触れ続けてきた経験から素材には絶対の自信を持つが、実はタレも英子さんの人柄から生まれたもの。
「肉の卸先だった二軒の焼肉店からそれぞれの秘伝をこっそり教えてもらってブレンドしたんです。付けダレには酢が入ってさっぱり、沢山食べても大丈夫」と笑顔で薦められれば、タレも試さずにはいられない。
そして締めくくりは決って、「安すぎへん? お勘定間違ってない?」というお客さんの言葉だというのも、強気で扉を開けたくなる理由だ。
| 焼肉 まるよし |
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| 電話 | : | 06-6644-2981 |
| 営業時間 | : | 月~土 昼11:30~14:00(LOなし) 夜17:00~23:00(LO22:30) 日・祝 昼11:30~14:00(LOなし) 夜17:00~22:00(LO21:30) |
| 定休日 | : | 月曜日 ※祝日の場合は翌日 |
| ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 | ||